第18回日本組織移植学会総会・学術集会

会長挨拶

第18回日本組織移植学会総会・学術集会
会長 剣持 敬
藤田医科大学医学部 移植・再生医学 教授

 皆様、こんにちは。藤田医科大学医学部 移植・再生医学の剣持 敬です。
 この度、2019年8月2日~4日に名古屋駅前のミッドランドホールにて、第18回日本組織移植学会総会・学術集会を開催させていただきます。伝統のある日本組織移植学会を主催させていただくこと、身に余る光栄であり、本大学にとっても大変名誉のあることと、諸先生方、コーディネーターの方々に深謝いたします。
 本邦の移植医療は欧米に比較して、大きく遅れていると言わざるを得ません。しかし、それは臓器・組織提供数が、桁違いに少ないことに起因しています。実際、臓器移植も組織移植もその成績は世界でもトップであり、本邦の移植医療技術の高さを示しています。しかし、特に組織移植医療は未だ社会的な認知度は低く、組織斡旋のシステムも十分に構築されているとは言えません。本会のテーマを「組織移植、新たなステージへ~臓器移植医療との更なる連携~」といたしました。私自身、腎移植、膵臓移植といった臓器移植の臨床、研究に加え、組織移植である膵島移植の臨床、研究をライフワークとしています。また、日本臓器移植ネットワークの仕事もさせて頂いており、臓器、組織の枠を超えて、広く一般に移植医療の必要性、重要性と素晴らしさを伝えることが重要であると感じております。
 本会では、本邦の移植医療の発展という側面から、臓器・組織の枠を超えた臨床、研究、社会システムなどについて、新たな展開につながる実り多い会としたいと存じます。多くの先生方、コーディネーターの皆様、看護師の皆様に名古屋に来ていただき、盛会にしていただければ幸いです。 
 ポスターのデザインは、名古屋の夜を、グラスを傾けながら、明日の組織移植を語る場にできたらというコンセプトで作成しました。
 大学スタッフ共々、多くの演題と皆様のご来名を心よりお待ちしております。

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